第50回定期演奏会を振り返って(12/9)

12月9日(日)王子北とぴあさくらホールにて、第50回となる定期演奏会を開催いたしました。
御来場くださった、また応援くださった皆様、本当にありがとうございました。


都立城北高校音楽部OB合唱団が1963年(昭和38年)にコール・シャンティーとして発足し、第1回演奏会を開催してから、55年目です。
また1月に80歳になられた野本明裕先生の傘寿記念の年でもありました。
定期、と言いながら“一年間ではとても50回にふさわしい音は作れない”と一年半のお時間をいただいた今回のように、諸処の事情により間が空いたことがあったようです。


開催も押し迫った10月後半、「50年のあゆみ展をしてはどうだろう」との声がある団員から挙がりました。
今から思えば肝心の音がようやく安定の気配を見せ始めた頃。それまでアニバーサリー企画を考える精神的余裕もなかったんです。
言われてみたらそんなことぐらいしないでどうする!?と我に返り、練習の合間を縫って準備開始。古い写真を探索し、いつの何だったのか方々のOBにあたって確定し、展示方法や材料、準備要員の手配に製作作業をほんとに最後の数日で押し切ったのですが、このときも私達が「シャンB」と呼ぶOBメンバー達が(その二代目も含めて)大奮闘してくれました。当日も、現場に行くまで構成も何も決められずああだこうだやってる間に時間が迫り、リハーサルの間に「うまいこと貼っといて!!」とシャンB達に丸投げし…結果として、すご〜く素敵なパネルができました…☆
そんな力ずくの手作り感満載のあゆみ展、お楽しみいただけてましたら幸いです☆(いずれ本ホームページでの公開も考えております)


どれだけの顔ぶれがここを通って行ったでしょうか。どれだけの歌が、笑いが、涙が、絆が、ここで生まれてきたのでしょうか。
もちろん知らない先輩方が殆どですが、それら全ての蓄積・連続の集大成の位置に、いつも、私達はいるわけで。これほどまで多くの方々が愛し、大切に育てて受け継いでこられた55年分を味わわせていただいているんだな、と、我ながら改めて感じ入った次第です。

そんな想いもあってか?紆余曲折はありましたが最後には全員のベクトルと熱度が一致増幅し、今できる最大の結果が出せたのではないかな、と思います。
まさしく結着剤になってくれたシャンB達、今ここにいない仲間の陰の助力、家族や友人同僚の協力そしてお運びくださった皆様、みんなみんなに支えられての一年半でした。


反省点はたっぷりあります。。。野本先生が本当に前日や直前まで必死で「もっともっといい音が出せる!」と言われるように、やれば出来る範囲のところに課題はある。さんざん50回!!と連呼してきた所ですが所詮ひとつの通過点。これからも変わらず前進するのみ、ですよね。

23日のキャンドルサービスの日に新しいビクトリア譜が配られ(笑)もう次回へスタートしております!これからも合唱を世界に広めるため、合唱でより良い世界に近づくため、精進して参りたいと思いますので、応援の程宜しくお願い申し上げます!!


2018年も本当にお世話になりました。

年末に向けて慌ただしい中、寒暖の激しい折ですがどうぞご自愛のうえ、良いお年をお迎えください。